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Meta Muse、最初にしておきたい設定と招待コードの入力先【日本提供開始】

Meta Museの設定画面を確認するビジネスパーソン。ノートパソコンの画面に設定のトグル、盾のアイコン、承認のチェックが表示され、机の上に招待コードのチケットとスマートフォンがあるイラスト

2026年10月23日、MetaのパーソナルAIエージェント「Muse」が日本でも使えるようになりました。北米以外では初めての提供地域です。X上では招待コードの投稿が相次ぎ、「とりあえず入れてみた」という方も多いのではないでしょうか。

AI専門会社・合同会社あとらくしょん代表の長純です。元システムエンジニアとして、またAI導入を支援する立場として言えるのは、Museは「答えるAI」ではなく「代わりに動くAI」であり、ChatGPTと同じ感覚で始めると、設定の見落としがそのままリスクになるということです。この記事では、使い始めの10分で変えておきたい設定と、招待コードの入力先・期限をまとめます。

この記事の要点

  • Museは「答えるAI」ではなく「代わりに動くAI」。何ができるかは、接続と許可の設定で決まる
  • 最初の10分で、学習オフ・承認は毎回確認・コネクタは最小・Webアクセスの確認を残す・記憶の確認、の5つを済ませる
  • 招待コードは登録から48時間以内に入力する。アプリは設定→「Redeem token」、Web版は設定→一般→使用量→招待コード
  • 会社で使う前に、会社のメール・カレンダー・顧客情報を個人のMuseにつながないなど、ルールを先に決める

Museは「代わりに動くAI」——だから設定が先

Museに「来週の出張を手配して」と頼むと、必要な手順を自分で考え、ブラウザを開いてフォームに入力し、アプリを閉じたあとも作業を続けます。メールの送信や商品の購入といった重要な操作の前には本人の承認を求め、パスワードや支払い方法そのものはMuseから見えない設計です。利用者ごとに隔離されたクラウド上の専用環境「Muse Secure VM」で動き、接続したサービスのデータや認証情報もそこに保管されます。

つまり、Museに何ができるかは「何をつなぎ、どこまで許可したか」で決まります。チャットAIは「何を聞くか」を自分で選べますが、エージェントは「何を見せるか」を先に決めておかないと、便利さの分だけ触れる範囲が広がる。だから、頼む前に設定です。

最初の10分で変えておきたい5つの設定

使い始める前に確認したい項目を表にまとめました。画面の文言はアプリのバージョンや言語で変わるため、英語表記も併記しています。

設定場所の目安推奨
AIの学習への利用設定 → データ管理(Data controls)→「AIモデルの改善に協力(Help improve our AI models)」オフにする。初回利用時はオンになっている
承認(Permissions)設定 → 権限「毎回確認」にする。「ずっと許可」は使わない
コネクタ(Connectors)設定 → コネクタ必要なものだけ。メールは「読むだけ」から始める
Webサイトへのアクセス設定の権限まわり(Website access)知らないサイトを開く前に確認する設定を残す
記憶(Memory)設定 → データ管理覚えている内容を確認し、不要なものは「忘れて」と伝える

ポイントを補足します。

1. 学習への利用は、最初にオフにする

Metaのヘルプでは、Museとのやりとりをモデルの学習に使うかは利用者が決められ、その設定は最初はオンになっていると説明されています。オフにしても機能は変わりません。「広告には使わない」とMetaは説明していますが、それと「学習に使わない」は別の話なので、混同しないでください。

2. 承認は「毎回確認」から

許可の範囲は「1回だけ」「このタスクの間」「ずっと」から選べると報じられています。最初の1〜2週間は、Museが何をしようとしているかを全部見るつもりで、毎回確認にしておくのが安全です。

3. コネクタは最小から

初回起動時にGmailなどとの接続を勧められますが、つなぐかどうかは後からではなく、最初に決めてください。メールは「読むだけ」か「送信まで」かを選べます。

4. Webアクセスの確認は外さない

エージェントは開いたページの文章を読んで動きます。ページに仕込まれた指示に従ってしまう「プロンプトインジェクション」という攻撃があり、知らないサイトを開く前の確認は、その防波堤です。元エンジニアとして、ここは一番外してほしくない設定です。

5. 会話を消しても、記憶は残る

会話を削除しても、そこから学んだ記憶は残るとヘルプセンターに書かれています。記憶の内容は設定から確認・編集でき、「忘れて」と指示することもできます。

招待コードの入力先と期限

日本では、招待コードを使うと紹介した側・された側の双方に10億トークンが付与されます。無料枠は週単位の上限があり(公開情報では週1億トークン)、ざっくり10週分です。手順は次のとおり。

  1. アプリ(iOS/Android)または muse.ai/join から参加し、Metaアカウントで初期設定を終える
  2. 設定を開き、招待コードの入力欄を探す
    アプリ:設定 →「Redeem token(トークンを引き換える)」
    Web版:設定 → 一般 → 使用量 → 招待コード
  3. コードを入れて確定し、トークン残量が増えたことを確認する

注意点が2つあります。ひとつは期限で、登録から48時間以内に入力する必要があり、過ぎると入力欄そのものが表示されなくなります。登録したその日のうちに済ませてください。もうひとつは回数で、コードには利用回数の上限があり、上限に達したコードは使えません。

私のコードも置いておきます。使えなかった場合は上限に達している可能性が高いので、別のコードをお探しください。

コード:69NLNW

なお、この特典の条件(48時間・10億トークン)は参加画面の案内に基づくもので、Metaの公式発表文には記載がありません。最新の条件は参加画面で確認してください。

会社で使う前に、経営者が決めておくこと

ここからは、経営者・人事担当者の方に向けて書きます。Museは個人向けの製品です。現時点で管理コンソールやチームプラン、SSOはなく、社員が会社のGmailやカレンダーを個人のMuseにつなぐと、そのデータは社員個人のMetaアカウント配下の環境に保管されます。退職しても、そのアカウントに残ります。

私がCAIOを務める福祉事業所でも、新しいAIツールは「何を入れてよいか」を決めてから職員に案内しています。Museについて、最低限決めておきたいのは次の3点です。

  • 会社のメール・カレンダー・顧客情報は、個人のMuseにつながない
  • 試すなら、私用の予定やメールなど、会社の情報を含まない範囲から
  • 承認と学習の設定を「変えてから使う」ことを、社内のルールにする

便利な道具ほど、使い方のルールが先です。これはChatGPTでもClaudeでも同じですが、代わりに動くエージェントでは、その重要度が一段上がります。

よくある質問

Q. 招待コードの入力欄が見つからない

登録から48時間を過ぎると表示されなくなります。期限内であれば、アプリは設定の「Redeem token」、Web版は設定 → 一般 → 使用量 を確認してください。

Q. 学習をオフにすると、Museの性能は落ちる?

落ちません。この設定は「やりとりをMetaのモデル改善に使うかどうか」で、あなたのMuseの動作には影響しません。

Q. 無料でどこまで使える?

基本機能は無料で、週あたりのトークン上限があります。招待コードの10億トークンは、その上乗せです。

まとめ

Museは、設定を変えてから使えば、メールや予定の雑務を任せられる心強い道具です。順番は「学習オフ → 承認は毎回確認 → コネクタは最小 → 招待コードは48時間以内」。この4つを済ませてから、まずは「読むだけ」の仕事をひとつ頼んでみてください。

AIエージェントを社内でどう扱うか、ルール作りから相談したい経営者の方は、お気軽にご連絡ください。弊社では、人材開発支援助成金を活用したAI研修も行っています。

参考

  • Meta公式発表「Muse登場」(about.fb.com/ja、2026年9月)
  • CNET Japan「MetaのAI秘書アプリ『Muse』日本上陸」(2026年10月23日)

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